脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)とは一体どんな病気なのか?
病気を知っていただくための基礎知識です。
脳脊髄液が正常で脳の位置が正常な状態
A.脳脊髄液は外部の衝撃から脳や脊髄を守るクッションのような役目と脳と脊髄の機能を正常に保つ働きをしています。
髄液は、脳室内の脈絡叢で一日に約500ml産生され、脳脊髄の表面を還流後、頭蓋円蓋部のくも膜顆粒より吸収され、バランスを保っています。
頭蓋内腔の構成要素は、80%が脳実質、10%が血管、10%が髄液腔で これらは硬膜、くも膜という膜につつまれ存在しています。
髄液の循環量は成人で約150mlで1日3~4回入れ替わります。
脳脊髄液が漏れ脳が下がり神経を圧迫した状態
A.交通事故(特に難治性の鞭打ち)、スポーツ外傷、転倒、出産、原因不明な軽微な外傷等・・・
身体に何らかの衝撃を受けることが原因で、髄液腔を包む硬膜、くも膜に穴があき、脳脊髄液が減少することにより、脳が浮かんでいる状態を保てなくなります。
すると、脳は浮力を失い下方へと沈み、脳と頭蓋骨をつないでいる神経や静脈へ引っ掛かるため毛細血管の拡張や硬膜の肥厚に繋がり、これにより激しい痛みや不定愁訴を引き起こす病気です。
※脳脊髄液減少症は、大変身近におこりうる病気です。
A.頭痛・頸部痛・めまい・耳鳴り・視機能障害・倦怠・易疲労感 が主要な症状です。
これらの症状は『座位,起立位により3時間以内に悪化することが多い』とされていますが、慢性期はこれに限りません。
他の症状としては以下のものがあります。
※これら全ての症状が出るとは限りませんし、これ以外の症状が出る場合もあります。